元惣菜屋直伝!! 美味しい天ぷらの揚げ方のポイントと考え方~パート2~
どうも!
hossy720です♪
昨日のブログでは天ぷらを美味しく揚げるには
食材の持つ水分量が関係あると書きました
天ぷらを美味しく揚げるには
食材の水分を飛ばす必要があります
その時に大切なことがあります
何だと思いますか?
それは「火加減」です
天ぷらは基本、強火で揚げます
強火でやれば短時間で衣が揚がり
サクッと仕上がります
しかし強火で揚げれば衣は早く固まりますが
中身の食材の水分が十分飛ばないことが
あります
それならと今度は弱火で揚げると
中の食材の水分は飛びますが
肝心の衣がビチャっとした感じになり
油っぽくなります
では!
と中火で揚げることを考えると思いますが
それがすべての食材に対して正解とうわけでは
ありません
大切なのはその食材の、
大きさ(厚さなど)、形状、
水分の含有量、食材の固さ、
油を吸いやすいかどうかなど
いくつかのポイントがあります
基本的には揚げ物のゴールデンルールである
180度で揚げるのがベターですが
中身に火が通りにくいさつま芋などを
揚げる時は150~170度でゆっくり揚げる
必要があります
これとは逆に大葉やししとうなどの
葉ものや青物は高温でサッと揚げるだけで
火も通りますし、カリッと揚がります
海老やイカなどは180度強の温度で
短時間で揚げます
ある意味魚介類の天ぷらが一番難しいと
思います
海鮮は多く水分を含んでいますが
揚げすぎると固くなり食感が
不味くなります
イメージしてみてください
揚げすぎて固くなった海老や
固くなったイカを・・・
まずそうですよね?
海老は中央に一糸程度のレアな
部分を残しながらも、
衣がカリッと揚がり、中身は程よい
プリプリ感が残るように揚げるのが
一番おいしいです
しかし中々この状態に仕上げるられる
ようになることはとても難しいです
ではどんな食材が強火で揚げ、どんな食材が弱火なのか?
ここでいくつかの例を出します
- 海老、イカなどの海鮮類・・・180度~190度
- 大葉、しし唐、春菊などの葉もの、青物・・・180度~190度
- レンコン、薄目に切ったサツマイモなど・・・160度~170度
- 厚めに切ったサツマイモ・・・150度~160度
- 鶏肉(鶏天)など・・・160度~180度
- かき揚げ・・・170度~180度
火が強すぎると衣が茶色く焦げやすくなるので
バランスが必要です
そして温度のほかにカリッと揚げるのに大切な
ものがあります
それが天粉(小麦粉を溶いたもの)の濃度です
良く素人の方は天ぷらをカリッとしあげるには
天粉はそれなりの濃度でしっかり付けた方が
美味しくできると勘違いしています
しかし、
お座敷天ぷらのように
高度な技術を持つ職人さんは
薄目に溶いた衣を軽くまとわせて
サッと揚げるだけです
中には衣がついているかどうか
分からないくらい薄くつけて揚げる
職人さんもいます
ではどんな食材がどんな濃度なのか・・・?
それはまたの機会にお伝えします
それではまた~♪